化粧品へのこだわり
私は長年化粧品業界に身を置き、色々な肌の悩みを持つ多くの方々と向き合ってきました。
その中でよく耳にするのが、
「自分の肌に合う化粧品がどれかわからない」
「できるだけ値段を安く抑えたい」
というものです。
自分の肌質にも合い、質が良く、かつ手頃な価格の化粧品を手にしたいというのは誰もが思うことです。
しかし数多くの化粧品が出回る今日、そのような化粧品に出会うのはなかなか難しい。
化粧品には衣服と同じようにブランド性が重視される側面があります。
権威的な価値が重視され、同じような内容、原価のものでもブランドがつくかつかないでは売れ行きや値段がまったく変わってきます。
それは至極当たり前のことです。
しかし、私が思うのは化粧品はあくまで化粧品であるということです。
化粧品の価格構成を見ると、一般的な化粧品において容器代、内容代、開発費、生産者の利益が占める割合は約20%と言われています。
残りの80%は広告宣伝費用、乱売によるブランド価値を防ぐための在庫処分費用、店舗における家賃や人件費、物流費などによって殆どが占められているのです。
ブランド価値を示す容器の代金も内容代をはるかに上回ります。
こうしてみたらわかるように化粧品というものは多くの費用をその内容とは無縁のところにかけているわけです。
同じ値段のものを買うならより質が高いほうが良いと思いませんか?
たった2、3ヶ月のルーティーンで買い換えるのにそのような化粧品の本質とは異なるところにお金をかけることになるのはもったいないように思うのです。
ただそのような側面があるからこそ、徹底した質にこだわった化粧品を、お求めやすい価格で届けたいと私は思うのです。
私たちは商品を受注生産制にして在庫処分費用をなくすだけでなく広告宣伝、容器代の経費削減、制作・販売を自分たちの手で行うことによる物流費や人件費の削減など徹底したコスト削減を行いました。
初回の割引キャンペーンなどもその経費による値上げを防ぐため行いません。
その分内容を重視することにより質の高い化粧品をお求めやすい価格で皆様にお届けすることができるのです。
地元で会社のある浜松市での直売がメインでしたが、手に取ってもらえた方からはいつも好評をいただき、ここまで販売を続けてくることができました。